と言って差し障りがあるならば、生活保護受給者も年金受給者も震災復興のために応分の負担をしようではないか。
両者は、今まで、「社会的弱者」だとか「お年寄り」だとか呼ばれてチヤホヤされ過ぎてきた。誤解を恐れずに言えば、両者の大半は“弱者”という名のその実“経済的強者”である。ほかならぬ可愛い孫子のためである。多少の痛みを我慢してこそ真の日本人というものであろう。
一方、民主党政権がこの難局を乗り切れる筈がない。数多の国民がそう思っている。だから菅直人の思惑がどうあろうとも、また大連立の動向がどうなろうとも、この政権は早晩潰れる。しかし、政権が潰れるのを待っているわけにはいかない。
という次第で
u 生活保護受給者と年金受給者は
u 向こう5年間にわたり
u 受給額の5%を天引きで拠出する
ことを提案する。これを実行すれば13兆円ほどの財源が確保出来る。
その根拠を示す。
① 現状の生活保護支給総額は3兆5500億円(厚労省発表の平成21年度実績127万世帯/3兆72億円を基に現在の約150万世帯に置き換えて算出)
② 現状の公的年金支給総額は51兆円強(同じく厚労省発表の平成21年度実績3703万人/50兆3000億円から推定)
③ 従って、現状の(生活保護+公的年金)の支給総額は約55兆円となる。
④ その5%は1年で2.75兆円、5年なら13.75兆円になる。
⑤ 因みに、拠出割合1%・5%・10%として1年・5年・10年拠出すると次のようになる。(単位:兆円)
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1年
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5年
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10年
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1%
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0.55
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2.75
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5.5
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5%
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2.75
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13.75
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27.5
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10%
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5.5
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27.5
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55
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(注)この数字は全受給者の一律拠出を前提としている。実際には主な被災地域5県の受給者は対象外とするから1割程度は減じるであろう。ここでは便宜上5%・5年で13兆円と見なす。
震災復興のために一体全体どれくらいの金が必要になるのか見当もつかないが、天文学的数字になることだけは想像に難くない。
かの悪名高い4Kを撤回したところでどうにもなるものではない。否、4Kは本来投ずべき国防費や環境整備あるいは研究開発費等を削って捻り出したものだ。故に4Kを撤回して復興費に充てるのは筋違いだ。
また、義援金などの善意は復興のためではなく被災者の救援に充当すべきものである。
とすると、結局は復興費は現役世代が担がざるを得なくなる。さなきだに重い負担に喘いでいるのが現役世代だ。彼らにすべてかぶせるのは余りにも酷というもの。そんなことをしていたら間違いなく日本は沈没する。
増税を回避するために国債の増額も取り沙汰されているが、それとても所詮は現役世代や次世代にツケを残すことにしかならない。
ということで、生活保護受給者や年金受給者に出番が回ってくる。ここで一肌脱ぐことが現役世代や後世の負担を少しでも和らげることになるからだ。
生活保護受給者は、今回の被災者を含む国民から援助を受けてきた。援助額は年間240万円ほどの受給額だけに留まらない。納税、医療費、学費等々の優遇措置を加味すれば4~5百万円の恩恵を受けてきた筈だ。
人間、「与えられること」に慣れすぎるのは不幸の極みである。何を与えられても不満だけが残り満足することがないからだ。彼らに必要なのは「与える喜び」を味わうことである。
その喜びを味わえるのは今を措いてほかにない。
年金受給者は先の短い高齢者であり大半は現役引退組である。
本川達雄教授はこうおっしゃっている。
« 生物の存在意義は生殖活動により次世代をつくることにある。
« 従って、自然界には「老いの期間」は見られない。
« 哺乳類の寿命の算式T=11.6W0.20(Wは体重)によれば、人サイズ(60kg)の寿命は26.3歳である。それが今や80歳にもなった。80歳もの寿命をもつ動物がいるとしたら体重は15.6トンにもなる。そんな動物はいない。
« 生殖活動を終えた後も“おまけの人生”を謳歌しているのは人間だけである。
« 故に、生殖活動の代わりに「次世代のために役立つこと」こそが“おまけの人生”を有意義ならしめることである。
年金受給者(私自身もその一人)も、このように考えれば現役世代だけに復興負担を強いることを潔しとするわけにはいくまい。
以上の提案は間違いなく非難を呼ぶだろう。さしずめ、共産党やミズホのおばさん辺りからは「貧乏人や老人は死ねってことか!」と。
なに、構いやしない。捨て置け、捨て置け。彼らの狙いは、真面目な勤労者から搾り取って怠け者を甘やかし、日本を解体することにあるのだから。
また、これを実行した場合に生じる購買力不足を懸念する声もあろうが心配には及ぶまい。速やかなる復興需要がそれを補って余りあるだろうから。
それ以上に、貧乏人も金持ちも、老いも若きも一致団結することこそが沈滞気味の日本に必ずや“活”を入れてくれるものと私は信じて疑わない。
先般、天皇陛下は「被災者のこれからの苦難の日々を、私たち皆が、さまざまな形で少しでも多く分かち合っていくことが大切であろうと思います」と仰せらになられた。
日本人の一人ひとりが陛下の思し召しに適う道を探したいものである。
by 風来坊
手土産は「尖閣の放棄」か?